これからバリスタを目指したい人やコーヒーに興味が出てきた人に向けて、5年以上バリスタとして働いている筆者からこれだけは押さえておきたいコーヒーに関する用語を77個選出しました。
この記事を読むことでバリスタを目指す上で必要な用語をサクッと学ぶことができます。
この記事はインプットしやすいよう五十音順で全ての用語を45文字程度で簡単に説明しています。

- バリスタに必要な用語77選(五十音順)
- 浅煎り
- アスカ(ASCA)
- アナエロビック
- アフターテイスト
- アラビカ種
- アロマ
- ウォッシュドプロセス(水洗式)
- エアロプレス
- エスシーエー(SCA)
- エスシーエーイー(SCAE)
- エスシーエーエー(SCAA)
- エスシーエージェー(SCAJ)
- エスプレッソ
- オールドクロップ
- オリガミドリッパー
- カーボニックマセレーション
- カッピング
- カフェイン
- カプチーノ
- カリタウェーブドリッパー
- カリタウェーブフィルター
- キューグレーダー(Qgrader)
- グラインダー/ミル
- クレマ
- ゲイシャ種
- 欠点豆
- ケメックス
- コーヒーサーバー
- コーヒーチェリー
- コーヒーベルト
- コーヒーマイスター
- コールドブリュー
- サードウェーブ
- サイフォン
- シーオーイー(COE)
- シェードツリー
- スチーム
- スペシャルティコーヒー
- セカンドウェーブ
- タクタイル
- タッピング
- タンパー
- タンピング
- チャネリング
- チャフ(シルバースキン)
- ディストリビューション
- ディストリビューター
- テクスチャ
- ドーシング
- ドリッパー
- ドリップコーヒー
- ナチュラルプロセス
- ニュークロップ
- ネルドリップ
- ハニープロセス
- ハリオ/HARIO
- ファーストウェーブ
- ブイシックスティ/V60ドリッパー
- ブイシックスティ/V60フィルター
- 深煎り
- ブルーム(蒸らし)
- フレーバー
- フレグランス
- フレンチプレス
- ペーパーフィルター
- ボディ
- ポワ(注ぎ)
- ポワオーバー
- マウスフィール
- マキネッタ/ストーブトップ
- ミルクスプリット(2杯取)
- ミルクピッチャー
- メッシュ(挽き目)
- ラテアート
- リベリカ種
- レベリング
- ロブスタ種
バリスタに必要な用語77選(五十音順)
浅煎り
名の通り浅く焙煎した豆。特に酸味特性を引き出しやすい焙煎度合い。特に北欧などで好まれる。
アスカ(ASCA)
Australia Specialty Coffee Associationというオーストラリアのコーヒー協会。
アナエロビック
酸素に触れない嫌気性発酵のこと、シナモンのような独特な味わいで有名
アフターテイスト
コーヒーを飲んだ後の心地よい余韻とその長さのこと。悪い余韻は評価されない。
アラビカ種
コーヒー豆の三大品種の一つ。栽培は難しいが味に優れていることが多い。
アロマ
挽いた豆とお湯が混ざった後のいわゆる液体の状態での香りのことを指す。
ウォッシュドプロセス(水洗式)
精製方法の一種。クリーンで安定した品質が特徴で水資源が豊富な地域で採用されている。
エアロプレス
巨大な注射器のような抽出器具で空気圧を利用して抽出する。世界大会も開催されている。
エスシーエー(SCA)
Specialty Coffee Association 2017年1月にSCAAとSCAEが統合し設立された世界最大の団体。
エスシーエーイー(SCAE)
Specialty Coffee Association of Europeというヨーロッパのコーヒー協会だった。現SCA
エスシーエーエー(SCAA)
Specialty Coffee Association of Americaというアメリカのコーヒー協会だった。現SCA
エスシーエージェー(SCAJ)
Specialty Coffee Association of Japanという日本のコーヒー協会
エスプレッソ
極細挽きの豆をエスプレッソマシンで抽出したコーヒー。20ccほどですごく濃い。
オールドクロップ
収穫から2年以上経った生豆のこと。水分値のばらつきが少なく火が通りやすくなる。
オリガミドリッパー
豊富なカラーが特徴的な日本を打表するドリッパー。世界大会優勝者が使用した実績あり。
カーボニックマセレーション
元々はワイン醸造の手法をコーヒーの精製に応用した炭酸ガス浸漬法。特徴的な味を有する。
カッピング
世界中どこでも同じように味を評価できるテイスティング手法。主にSCAとCOEの二種類ある。
カフェイン
利尿作用、興奮作用、覚醒作用があると言われている。コーヒーやお茶に多く含まれる。
カプチーノ
エスプレッソに泡を多めにスチームしたミルクを注いだもの。イタリアが発祥と言われている。
カリタウェーブドリッパー
世界的に有名なKalitaのドリッパー、少々注ぎムラがあっても味が安定しやすいと言われている。
カリタウェーブフィルター
20個のウェーブが特徴的。ドリッパーとの接触面を減らしスムーズな抽出が可能。
キューグレーダー(Qgrader)
SCAの定める認定技能者で6日連続の研修と試験を突破した人に与えられる。3年毎に更新試験有。
グラインダー/ミル
コーヒーを粉砕する器具。手動や電動で様々な種類があり粒度の分布が狭いほど良いとされている。
クレマ
エスプレッソの抽出時に液面に発生する二酸化炭酸ガス。フレッシュな豆ほど多く発生する。
ゲイシャ種
エチオピアのゲシャビレッジ起源の高級品種。素晴らしいフローラルさと味を持っている。
欠点豆
欠豆、発酵豆、死豆など様々なものが存在する。それぞれ適所で取り除いておきたい。
ケメックス
ドリッパーとサーバーが一体になっている独特な抽出器具。ビジュアルもかなりオシャレ。
コーヒーサーバー
ドリッパーの下で抽出後のコーヒーを受ける容器。ガラス製が主体だがステンレス製もある。
コーヒーチェリー
コーヒーの果実のこと。チェリーのような小さな実をつける。完熟後赤や黄色に色づく。
コーヒーベルト
北緯25度〜南緯25度の赤道を挟んだエリア。コーヒーの木は寒さに弱いためエリアが限定される。
コーヒーマイスター
SCAJの資格。この資格の上位資格としてアドバンスドコーヒーマイスターがある。
コールドブリュー
お湯ではなく低温で抽出したコーヒーでまろやかさと安定感が特徴。水出珈琲とも呼ばれる。
サードウェーブ
2002年頃 生産地域を限定したシングルオリジンを使用し、綺麗な酸味が特徴で品質にもフォーカス。
サイフォン
熱源で温めた水の蒸気圧を利用したガラス製の抽出器具。喫茶店などで見かける抽出方法。
シーオーイー(COE)
生産国毎に行われる品質審査制度。評価後にオークションにかけられる。87点以上で入賞。
シェードツリー
コーヒーの木は直射日光に弱いためシェードツリーで守っている。強風や霜も防ぐ。
スチーム
カフェラテなどのミルク系コーヒーを作る際に必須。蒸気の力でミルクを温め空気を含ませる。
スペシャルティコーヒー
SCA方式のカッピングで80点以上を獲得したコーヒー。全体の上位6〜7%ほどといわれている。
セカンドウェーブ
1970〜1990頃 品質への追求が始まりフレーバーを追加したシアトル系深煎りコーヒーが流行った。
タクタイル
コーヒーの触感のことで粘度や粘性、テクスチャやマウスフィールのこと。
タッピング
エスプレッソ用の粉をバスケット内に均一にならす動作。水平方向と垂直方向の二種類ある。
タンパー
エスプレッソ用の粉をバスケット内に押し固める際に使用する道具。自動定圧のものも存在する。
タンピング
エスプレッソ用の粉をバスケット内に押し固める動作。毎回の安定感が求められる。
チャネリング
一般にエスプレッソの抽出時に発生する抽出不良のこと。バリスタの動作による発生がほとんど。
チャフ(シルバースキン)
焙煎後の豆に残った薄皮のことで基本的にウォッシュドの豆に多く残る。一般に渋味がある。
ディストリビューション
エスプレッソ用の粉をバスケット内に押し固める前に専用の道具で表面を均一にならす動作。
ディストリビューター
ディストリビューションを行うための道具。ワールドチャンピオンの作ったOCDなどが有名
テクスチャ
コーヒーを口に含んだ時の質感。
ドーシング
グラインダーからエスプレッソ用の粉をバスケット内に収める動作のこと。
ドリッパー
ドリップ(ポワオーバー)で抽出する際に使用する器具。基本的には円錐型のものが多い。
ドリップコーヒー
コーヒードリッパーにケトルからお湯を注いで抽出する手法。日本では昔から一般的な抽出方法。
ナチュラルプロセス
精製方法の一種で甘味と果実味が特徴。収穫したコーヒーチェリーを果肉がついたまま乾燥させる。
ニュークロップ
収穫されたばかりのコーヒー豆のこと。水分値が高く青緑っぽい色である。
ネルドリップ
専用の布製フィルターを使用する抽出方法。一般に濃度感の強いコーヒーに仕上がる。
ハニープロセス
精製方法の一種。果肉のしたの粘液質を残したまま乾燥させる。
ハリオ/HARIO
ドリッパーやコーヒーサーバーを製造している世界的に有名なメーカーで元々はガラス製造メーカー
ファーストウェーブ
1800〜1970頃 インスタントなどの品質を追求していない大量生産大量消費時代。
ブイシックスティ/V60ドリッパー
世界で最も有名なドリッパーの一つでハリオの代名詞とも言える。材質やサイズも豊富である。
ブイシックスティ/V60フィルター
V60ドリッパー用のフィルター 近年では様々なメーカーから様々な種類が発売されている。
深煎り
名の通り深く焙煎した豆。特に甘味や重厚感を引き出しやすい焙煎度合い。
ブルーム(蒸らし)
本抽出の前に少しだけ豆にお湯をかけて余分なガスを抜く作業。抽出効率が上がる。
フレーバー
コーヒーを口に含んで鼻腔から抜ける時の香りや味わいのことをさす。
フレグランス
焙煎された豆そのもの、もしくは豆をグラインドしたドライの状態の香り。
フレンチプレス
コーヒーにお湯を注いで数分後にフィルターを押し下げるだけで簡単に安定した抽出ができる器具。
ペーパーフィルター
形状はそれぞれ違うが紙を材料とし、ポワオーバーやエアロプレスでの抽出に使用される。
ボディ
粘性や重さ、コクなどコーヒーを口に含んだ時の触感。
ポワ(注ぎ)
注ぐ動作のことを指す。ラテアートのミルクポワ、ドリップコーヒーのケトルからのポワなど。
ポワオーバー
日本で言うドリップコーヒーやハンドドリップコーヒーのこと。主に海外で使用される用語。
マウスフィール
ボディを表す用語の一つ。口に含んだ時の質感や食感のことを指す。
マキネッタ/ストーブトップ
直火式で小型ボイラーを搭載した抽出器具でエスプレッソを抽出できる。基本的にアルミ製。
ミルクスプリット(2杯取)
ミルクピッチャーで二杯分のミルクをスチームした後、意図して狙った泡の量で取り分ける技術。
ミルクピッチャー
カフェラテなどのミルク系珈琲でミルクを温める際に使用するピッチャー。基本的には金属製。
メッシュ(挽き目)
コーヒーをグラインドするときのグラインドサイズのことを指す。
ラテアート
抽出したエスプレッソにスチームしたミルクを注ぐ際にハートやリーフ柄のアートを施す技術。
リベリカ種
三大原種の一つで、1%以下という流通量の極めて少ない品種。ヨーロッパでの消費が多い。
レベリング
グラインドされたエスプレッソ用の粉をドーシングしたあとにならす作業のこと。
ロブスタ種
三大原種の一つで病気に強く収穫量も多い。酸味よりも苦味が強く主にブレンドに使用される。

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