この記事では5年以上バリスタとして働いている筆者が初級者〜上級者までがコーヒーを淹れる際にお勧めする器具を紹介しています。主にグラインダー、ドリッパー、スケール、ケトルの4種類を初級者〜上級者までの三段階で紹介します。
コーヒー好きで自分でコーヒーを淹れみたい方、さらに道具をアップデートしたい方、コーヒーが好きな方へのギフトなどを選ぶ際にこの記事をご活用ください。
記事の後半では筆者の普段使うおすすめレシピも公開していますのでぜひ一度お試しください。

【初級者向け】
【初】ポーレックス コーヒーミル
ポーレックスは筆者が初めて購入したグラインダーでもあり、サイズ感やコストパフォーマンスに長けている日本製のコーヒーハンドグラインダー(ミル)です。
若干微粉の量が多い点が気になりますが、初心者が使う上ではほとんど問題にならないでしょう。また、ブレードの材質がセラミックで水洗い可能となっておりいつでも内部を清潔に保つことができます。
【初】HARIO V60 ドリッパー 01
世界で一番広く普及しているであろうドリッパーがこのHARIO V60ドリッパーです。
V60にはガラス製やメタル製、陶器製のモデルも存在しますが、今回はコスト面で一番安いプラスチック製のV60を紹介しています。このタイプは抽出するときの気温の影響も比較的受けにくい材質です。
また、ガラス製や陶磁器製ほど割れやすくなく価格も安価なためキャンプなどでも大活躍です。
【初】名もなきキッチンスケール
この名もなきデジタルキッチンスケールも筆者が初めて買ったタイプのスケールです。
このモデルは最小スケールが0.01gにアップデートされています。ドリップコーヒーの抽出では0.1g単位で測定できる方がレシピの再現性が向上します。そのため今後味を追求したい方はそちらの確認もお忘れなく。(時間を測るタイマーはついていません)
【初】HARIO V60 ヴォーノ
こちらも筆者が初めて購入した商品の一つです。直火対応のステンレス製なので家庭だけではなくキャンプなんかでも活躍する一台です。個人的には注ぎ口の口径が少し大きすぎるのが難点ですがそれを理解した上で使用しれば全く問題ありません。またこちらはお値段も財布に優しい設定です。
【中級者向け】
【中】Comandante C40 MK3
こちらは現在筆者がメインで使用しているグラインダーです。数あるハンドグラインダー中でも抜群の人気を誇り、世界中で支持されているグラインダーです。筆者の住むメルボルンで参戦したAeropress Championshipの際にはほとんどの選手がこのコマンダンテを使用していました。
その性能は数十万クラスの業務用電動グラインダーに匹敵する(場合によっては上回る)という意見が出るほど。筆者の周りにいるすんごいバリスタ達も愛用していて皆絶賛しております。数あるコーヒー器具の中で間違いなくおすすめできる器具の一つです。
【中】ORIGAMI ドリッパー
こちらも筆者が一番愛用しているドリッパーの一つでワールドブリュワーズカップというすんごい世界大会の優勝者も使用していました。
カラーバリエーションも豊富でピンク色のような可愛いカラーや、ブラックといったクールなカラーもあるので使用者のお好みを選ぶ事ができます。また、他のドリッパーには無いペーパーを2種類から好きな方を選んで使用できるのもいい点です。
【中】HARIO V60 ドリップスケール
初級者向けとは違いこのスケールはタイマーを内蔵しています。そのためより時間を含めたより詳細なレシピを作成し再現率を向上させることができます。
【中】Brewista 電気ケトル
こちらは温度調節機能がついた電気ケトルです。温度を意識したレシピを再現できるようになりより味の追求が可能となります。
【上級者向け】
【上】Mahlkonig EK43
世界で最も有名な業務用電動グラインダーの一つです。これを個人で所有している人はなかなかいませんが(筆者の身近にはいますが、、、)ワールドバリスタチャンピオンシップで一躍有名になり、現在では世界中の多くのカフェに導入されています。扱いやメンテナンスも専門知識が必要となる超上級者向け。
【上】Kalita TSUBAME WDC-155
こちらも日本を代表するKalitaのTSUBAMEドリッパーです。日本国内のドリッパーでは最高級品の部類に入るドリッパーです。この製品は金属加工の町、新潟県燕市にて製造されています。
【上】Acaia Scale Peral
このACAIAもスケールの中では最高級品の一つです。応答性の速さやスケール精度の高さから多くのバリスタが現場で使用しています。実際に筆者も二つのモデルを長く使用しています。専用のアプリを導入することでデータの収集も容易に行える点も人気がある理由の一つです。
【上】Brewista Artisan Gooseneck
このBrewistaは筆者が実際に家で使用している電気ケトルです。一番の特徴はGooseneckタイプの細い注ぎ口。これで細やかなブリューイングコントロールが可能です。HARIOのV60ケトルと比較するとお湯の流量が半分ぐらいでかなり細く注ぐことができます。筆者も色々な電気ケトルを使用しましたが今のところこの電気ケトルがダントツで使いやすいです。
筆者の基本レシピ
筆者の鉄板レシピを公開します。初心者の方はこのレシピを試してみてそこからどんな味を出したいのか?どんな味を取り除きたいのか?など考えながら飲んでみると良いです。

レシピについての質問は下記コメント欄より遠慮なくどうぞ!
今回は筆者の好きなORIGAMIドリッパーを使用するときによく使うレシピです。
他のドリッパーに変えても極端に大きく変化しないので一つの参考にして頂ければと思います。ちなみに筆者の住むメルボルンでは浅煎りのコーヒーが主流で、普段コーヒーを入れる際には綺麗な酸味と甘味にフォーカスするようにしています。
記事内にても書きましたが、ORIGAMIドリッパーはV60タイプとKalitaタイプの二種類のペーパーフィルターから好きな方を選んで使用することができます。ちなみに筆者は後者のKalitaタイプを好んで使用しています。
【分量レシピ】 豆の量 15g 湯温 92℃ 湯量 225g 挽き目 ざらめより荒いくらい
【時間レシピ】 00秒〜 30秒 40ml まで注ぐ 30秒〜 60秒 100ml まで注ぐ 60秒〜 90秒 160ml まで注ぐ 90秒〜120秒 225ml まで注ぐ 液体が落ち切ったらドリッパーを外す

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